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ナイト&デイ

映画:ナイト&デイ あらすじ
※レビュー部分はネタバレあり

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バニラ・スカイでの共演から9年、トム・クルーズとキャメロン・ディアスのコンビで送るアクション・ムービー。コミカルな場面が多く、気楽に楽しめる映画になっている。

ジューン・ヘブンズは飛行機に乗るため、空港内を急いでいた。何とか飛行機に乗れた彼女はロイ・ミラーという男に出会う。すっかり意気投合した2人。しかし、ロイは政府機関のエージェントだった。ロイの持つ「ゼファー」という永久エネルギー源を巡り、争奪戦が行われていたのだ。この騒ぎに巻き込まれたジューンはロイとともに逃避行を繰り広げることになる。

とても気楽に見られる映画。とにかく、楽しんでみることが絶対条件。この映画で考えたら負けです。解説や解釈なんて要りません。というわけで、今回のレビューはとても短く(いつもの4分の1にもいきません)気楽に書かせて頂きます。


【映画データ】
ナイト&デイ
2010年・アメリカ
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 トム・クルーズ,キャメロン・ディアス,ピーター・サースガード

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映画:ナイト&デイ 解説とレビュー
※以下、ネタバレあり

★簡単なあらすじ―ロイとの出会いから結末まで―

ジューン・ヘブンズは妹の結婚式に向かう途中、ロイ・ミラーと名乗る男に出会う。ロイ・ミラーは元エージェントで、「ゼファー」という永久エネルギーを有する物体を持っていた。この「ゼファー」をジューンのキャリーケースにロイが仕込んだことから事件が巻き起こっていく。

ロイの本名はロイ・ナイト。彼は家族を捨て、友人とも連絡を断つことを条件にCIAと契約を結んだエージェントだった。ロイはゼファーを狙うFBIエージェント、フィッツジェラルドからゼファーを守るため、ゼファーを開発したサイモンという青年、そしてジューンと共に逃避行をする。

 フィッツジェラルドはこのゼファーをスペインの武器商人アントニオに売るか、もしくはサイモンを拉致してアントニオに引き渡し、大金を得る計画を立てていた。スペインでの途絶なカーチェイスの末、ロイは、ジューンとサイモンを助けることを優先し、ゼファーをフィッツジェラルドに渡す。

フィッツジェラルドはこのゼファーを持ってヘリに乗り込むものの、ゼファー自体に設計上の問題があったため、ヘリごと爆発。ゼファーともども木端微塵になった。

 ロイの上司、イザベルによって、ロイは再び、エージェントとしてCIAに連れ戻されそうになるが、ジューンの機転によって助け出され、2人はジューンの夢だったホーン岬までのドライブへと走り出していく…。

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★ジューンの周りのズレた人々

 ジューンの周囲の人々はどうも、彼女としっくりきていません。エンジニアで車の改造が大好きなジューンは妹の結婚式のため、父の遺品である車を完全に改造して結婚祝いにするつもりでした。父と妹と3人でよく部品を買いに出かけたものよ、とジューンは家族の思い出を幸せそうにロイに語ります。

 ジューンはロイの(ゼファー」騒ぎに巻き込まれ、飛行機をどうにか不時着させて命からがら脱出し、何とか妹の結婚式にたどり着いたというのに、肝心の妹は「パパのGTOを売りたい」。妹はパパのGTOよりも、夫と暮らす新しい家が欲しいようです。ジューンは家族の思い出を懐かしく思い出し、理想の家族像を描いています。ところが、妹はジューンが思っているほど、家族に思い入れはないようです。

 さて、ジューンには、ジューンに想いを寄せるロドニーという男友達がいました。飛行機の墜落に巻き込まれ、次々に起こるアクシデントに悲鳴を上げたい気分のジューンはロドニーに相談しようとするものの、ロドニーは自分のことばかり話していて、まったくジューンの話を聞こうとしません。ジューンが話そうとしていても、ロドニーは勝手に何か別のことを喋っている。

 ロドニーはジューンに結婚を申し込みたいようですが、果たして、今の状況がその場面なのかどうか…。ロドニーはどうも頼りありません。ロイがジューンに追いつき、ロドニーと同じテーブルについても、ロドニーは愛想よくロイの相手を始めます。ジューンがロイが問題を起こすトラブルメイカーその人だとロドニーに合図しているのに、まったくロドニーには通じません。あげくの果てに、ロイがジューンに手錠をかけて連れ出したときにロイは負傷。

 ロドニーは悪い人ではないのだが、どうも要領がわるく、なんともつまらない男。ロイに負傷させられたおかげで、ロドニーはジューンを守ろうとして怪我した男としてヒーロー扱いされ、今や、街の英雄になっていました。次にジューンが会ったときにはロドニーの横にはぴったりと美女が寄り添っていました。ロドニーはどうやら単純すぎる男のようです。

 というわけで、ジューンの周りの人間たちはジューンとすれ違いっぱなし。助けてくれたのは結局、ロイだけ。ロイは話も面白いし、やることがスマート。命からがらの脱出劇の後、自宅で意識を取り戻したジューン。彼女が朝起きると、「会えてよかったよ、ジューン」のメモ。キッチンに行けば、焼かれたオムレツとともに、冷蔵庫に「朝食を食べろ」のメモ。ジューンはそんなロイに助けられて悪い気はせず、彼と逃避行を続けることに。元はといえば、ロイのせいで巻き込まれたハプニングなのだけれど、ジューンも途中からしっかり楽しんでいる。

 ジューンの妹は結婚します。父も母もいないジューンにとって、唯一の肉親である妹の結婚は喜ぶべきである一方、ちょっと寂しいもの。自分も素敵な男性と出会って結婚したいと思っているジューンにとってロイとの出会いはまさに運命でした。

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★ナイト&デイ

 武器商人のアントニオに自白剤を飲まされたジューンが話すことと言えば、ロイのことばかり。「彼といると何でもできるように感じる」とジューン。熱に浮かされたように、愛について語り続ける。うんざりしたアントニオはジューンを殺せと部下に命じますが、ジューンは全く動じない。なぜなら、ロイが助けてくれると信じているから。実際、このとき、ロイはアントニオの屋敷の屋根の上に立っていた。というわけで、やっぱり助けてくれるロイ。

 ロイの本名はマシュー・ナイト。そして、この映画のタイトルは「ナイト&デイ」。そのままならば、昼も夜も、一日中というような意味になりますが、英語タイトルの綴りはKNIGHTになっています。これは「騎士」の意味のナイト。騎士と過ごす日々という意味でとった方がこの映画の内容にぴったりでしょう。ジューンはナイトに守られるお姫様。ロイを信頼しきっているジューンの幸せそうな顔はまさにそんな感じです。

 一方で、倒れて病院に運び込まれたロイをイザベラらCIAから取り返したジューンはロイを守るナイトそのもの。ロイとジューンは互いのナイトであり、守られる人でもある。2人は共に運命の人を見つけました。愛し合う2人の理想像がここにあります。

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All pictures in this article from this movie belong to Twenties Century Fox Film.
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この記事へのコメント
どうも、はじめまして。
今日、ナイト&デイを見てきました。
素直に楽しい映画でした。
ひとつ未だに理解できない(忘れた?)部分があるのですが、
ロイがアントニオときれいな女性(名前忘れた・・・)を
介して取引しており、それをきっかけにジューンがCIAへ
かけこむことになりますが、結局ロイはアントニオと何のために
取り引きをしていたのでしょう?
アントニオをおびき出すため???
失礼ながら、解釈をお聞かせください。
Posted by たなさん at 2010年10月19日 23:05
たなさん

 こんにちは。コメントありがとうございました。

 オーストリアのザルツブルグ。街のレストランで、ロイが黒い髪の美人ナオミと取引している場面ですね。覚えています。

 ジューンはロイの跡をつけてレストランまで行き、このナオミとの取引を目撃してしまい、CIAのイザベル・ジョージのところへ行く…という展開でした。

 さて、ジューンはロイが別の美人とレストランであっていることにまずショックを受け、そして、その内容が「ゼファー」の売買を巡る話であったことに衝撃を受けます。すっかりロイに裏切られた気分のジューンでした。

 では真相は、といえば、もちろん、ロイは本気でゼファーを売り飛ばすつもりはありません。ロイがナオミを介して取引をしようとしたのは、アントニオをおびき出すため。護衛で固めた館に住むアントニオに近づくのは容易ではありません。アントニオに直接接触する機会を作り、あるいはアントニオを自分の有利な場所へと引き出して取引し、その機会に捕えるつもりでした。

 しかし、それ以上に重要な目的がありました。それはジューンを家に帰すという目的です。しかも、CIAの護衛付きで。これは自白剤を打たれたジューン自身がアントニオに語っています。

 ロイはわざと電話をジューンに聞かせ、レストランまで尾行させてナオミとの密談を目撃させ、ジューンがCIAにかけ込むように仕組んだ。これにまんまとジューンは引っ掛かりました。彼女はCIAの保護下に置かれ、アメリカに帰国します。

 しかし、彼女はロイの真意を悟ります。ロイはやっぱり正義の味方だった。ロイはアントニオと取引しようとしていたのは、ゼファーを売るためではなく、アントニオを捕える機会を掴むためだったということに。

 ジューンは自分がおじゃんにしたゼファーの取引を改めて呼びかけました。予想通り、アントニオがこれに食いついた、というわけです。

 もちろん、ジューンが取引を呼び掛けたのはアントニオとの取引のためだけではありません。愛する人、ロイに再び会うため。最初の逃避行では、ジューンはロイに巻き込まれるかたちでした。しかし、今度は違います。ジューンは自ら望んで、運命の人・ロイとの冒険に身を託したのです。

 そして予想通りのロイの登場。「私と会えて嬉しいでしょ」とジューンがくどいほどに確かめるのは、自分の決断が間違っていないことに確信が欲しかったから。

 ここまで愛されていても、やっぱり不安。本気で恋している女性はそんなものです。相手が自分を愛してくれているか、何度も確かめたくなる。ジューンは実にかわいらしい女性です。

 ご訪問ありがとうございました。また、お気軽にコメントくださいね。お待ちしています。
Posted by 管理人Naoko.H at 2010年10月21日 22:26
こんにちは。
ナイト&デイで検索してやって参りました。
つい3日ほど前に鑑賞したのですが、ロイ・ミラーの本名は“マシュー・ナイト”だったように思います。
楽しく読ませていただいたので、そこだけちょっと気になりました。
Posted by あずま at 2010年10月26日 00:21
どうもありがとうございました。
なるほど、ロイほどの凄腕の人物がジューンの尾行に気付かないのは
おかしいと思っていました。
また、訪問させていただきます。
Posted by たなさん at 2010年11月03日 13:57
あずまさんへ

こんにちは。

ご指摘の通り、ロイ・ミラーの本名はマシュー・ナイトでした。気がつかず、誤記しておりました。本文を訂正させていただきました。

ご指摘いただけなければ、気がつかなかったと思います。
本サイトへのコメントありがとうございました。ぜひ、またご訪問ください。
Posted by 管理人Naoko.H at 2010年11月06日 20:07
たなさん

疑問にお答えできたようで何よりです。
コメントありがとうございました。またのご訪問、お待ちしております。
Posted by 管理人Naoko.H at 2010年11月06日 20:10
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